2015/01/19
平成27年書き初めの模様はこちら
 平成二十六年十一月二十三日午後八時、九州場所打ち上げパーティーに先だって、藤本の断髪式がANAクラウンプラザホテル福岡でおこなわれた。
 まず司会より藤本のプロフィールが以下のように紹介された。

      
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・プロフィール
 藤本悠介(ふじもと ゆうすけ)、福岡県田川郡福智町出身、二十八才。
 小さい頃から体が大きく、小学生のころはソフトボールやサッカーのゴールキーパーをやっていましたが、中学に入るころに父から相撲をすすめられ、高知県の明徳義塾中学に進学し、相撲部で本格的に相撲を始めました。中学三年の時には全国都道府県中学生相撲選手権大会で高知県代表として出場して団体優勝のメンバーになりました。
 高校を一年で中退し、「人生は一度だから勝負してみよう」と思い、プロに入ることを考えました。その時に、知り合いから阿武松親方を紹介してもらい、一度会って親方の話をいろいろと聞いて、「この人のもとで相撲と生きる道を学びたい」と阿武松部屋に入門したのが、平成十五年七月でした。
 次の九月場所で序ノ口優勝したあと、着実に力をつけていき、怪我などもあるなか、平成二十四年十一月場所では関取目前の幕下三枚目まで番付をあげました。
 本日は、遠くからも断髪式にお越しいただいていることからもわかりますように、明るい笑顔で、コツコツ頑張る努力家の藤本は、本当にたくさんの方々に応援していただいておりましたが、この九州場所を最後に引退させていただくことになりました。
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 藤本の紹介に引き続き断髪の儀に移った。まず阿武松部屋九州後援会長近藤勲氏がハサミを入れ、続いて外村健二氏以下後援会役員の方々、日本相撲連盟専務理事大野孝弘氏、参議院議員大島九州男氏他百名以上の方々がハサミを入れてくださった。最後に藤本の母藤本和美様、父壽雄氏、そして部屋の同僚であった不知火親方、阿夢露関、大道関、大瀬海、能登櫻、大和富士、相坂とハサミを入れ、止めバサミを阿武松親方が入れ髷を高々と掲げて断髪の儀を終了した。

 続いて親方が挨拶に立ち「藤本を関取にすることが出来なかったことをお詫びいたします。相撲界で十一年間頑張ってきたことは大きなものとなっていると思います。藤本は心のきれいな男です。これから先、皆様のご指導、ご鞭撻をよろしくお願いいたします。」と述べた。

 この後千秋楽打ち上げパーティーに移り、和やかに会食をしながら歓談する中、整髪を済ませた藤本氏が万雷の拍手再登場し挨拶、今までお世話になった多くの方々、そして今日断髪式に駆けつけてくださった皆様に深謝の意を表し、「阿武松部屋での十一年は自分にとっての財産であり誇りです。ここで学んだことを次の世界でも生かして頑張りたいと思います。」結び、断髪式は終了した。
止めバサミを入れる阿武松親方 父藤本壽雄氏、藤本も感無量の面持ち
母藤本和美様 母親の「ご苦労様」の言葉に、思わず涙
断髪を終えてすがすがしい表情の藤本

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