2013/06/03
 小兵力士ながら十両関取として大相撲ファンを沸かせた益荒海の断髪式が、去る平成25年5月26日、メープルイン幕張において、5月場所阿武松部屋千秋楽打ち上げパーティーに先だって挙行された。
 午後六時、詰めかけた大勢のファンに見守られ、会場のメインステージに設けられた断髪の席に益荒海が着席し、大和富士の司会で断髪式は開式された。
 まず司会から本日益荒海断髪式に出席された多くの方々に御礼の言葉が述べられた後、益荒海のプロフィールが以下のように紹介された。
           ◇       ◇       ◇
 
益荒海幸太(ますらうみ こうた)、本名、黒澤幸太(くろさわ こうた)、愛知県豊田市出身、24四歳。
 中学時代は陸上部で砲丸投げの選手でした。
 中学三年の時、今日お越しいただいております、筒井和明様に誘われて阿武松部屋の名古屋宿舎へ見学に来たのが、相撲を間近で見た初めての経験でした。
 この時黒澤少年は、相撲には興味がありませんでしたが、親方は彼のふくらはぎに素質を見いだし、名古屋場所後の夏休みに習志野の部屋に体験入門に来るよう誘いました。一週間の予定の体験入門でしたが、暑さの中四股を踏み続けることがきつく感じられ、3日で家に戻っていきました。しかしその後、自分を試してみたいと思い、中学卒業後に入門ということになりましたのが、平成16年3月でした。
 その時には当時の173pの新弟子検査の基準に身長が足らず、第2検査を受験して合格いたしました。
 全くの相撲未経験者ではありましたが、運動神経の良さと思い切りの良さで、入門から7年目の平成23年3月場所で新十両に昇進いたしました。相撲未経験者の第2検査合格者では初の関取でした。
 通算10場所十両をつとめ、最高位は平成23年9月場所の西十両5枚目でしたが、首の怪我により、この度引退させていただくことになりました。

           ◇       ◇       ◇
 続いて断髪の儀に移り、まず東京後援会長黒須弘道氏が益荒海の大銀杏にハサミを入れ、以下習志野市長宮本泰介氏、衆議院議員富田茂之氏、町田後援会代表小山修氏、習志野市教育長植松榮人氏、習志野市生涯学習部長早瀬登美雄氏、財団法人日本相撲連盟専務理事大野孝弘氏、東京都相撲連盟副会長板倉利和氏、専修大学相撲部監督蒲田重勝氏、野球解説者森繁和氏、東京後援会役員西本暁道氏等、後援会・相撲関係者の方々、そして知人友人、阿武松部屋力士が次々とハサミを入れ、最後に家族である父黒澤義勝氏、母黒澤理恵子さま、兄黒澤翔太氏がハサミを入れ、阿武松親方が止めバサミを入れ、髷を高々と掲げて断髪の儀は終了した。
 引き続き親方からのご挨拶。親方は先ずこれまで益荒海を応援していただいたファンの方々に心からの御礼を申し上げ、「益荒海は体は小さいが幕内上位・三役になれる素質は充分にあり、大関・横綱と熱戦を繰り広げてくれることを夢見期待しましたが、力士の命である首の怪我が治らず、引退のやむなきに至りました。今後は第二の人生でしっかりと頑張ると思いますので、皆様方にはご指導ご鞭撻の程宜しくお願いします。」と述べた。
 ここで益荒海は整髪のため一旦中座した。
 打ち上げパーティーもたけなわの頃、整髪を済ませた黒澤氏が大きな歓声の中再び登場。黒澤氏は挨拶に立ち「相撲では念願の幕内、三役になることはできませんでしたが、第二の人生では三役を目指します。」とこれからの抱負を語った。
 続いてご祝儀・花束の贈呈。千葉後援会黒須会長、千葉後援会熊倉氏からご祝儀が贈呈され、おかみさん・力士・後援会の方々から花束が贈呈され、益荒海の断髪式は滞りなく終了した。
断髪式前にご家族と 益荒海着席
司会は大和富士 まずは東京後援会長、黒須弘道氏がハサミを入れる
習志野市長、宮本泰介氏 衆議院議員、富田茂之氏
町田後援会代表、小山修氏 習志野市教育長、植松榮人氏
習志野市生涯学習部長、早瀬登美雄氏 財団法人日本相撲連盟専務理事、大野孝弘氏
東京都相撲連盟副会長、板倉利和氏 専修大学相撲部監督、蒲田重勝氏
野球解説者、森繁和氏 東京後援会役員、西本暁道氏
益荒海と相撲界をつないでくださった筒井和明氏 元幕張、福本孝史氏
大道関 丹蔵関
若荒雄関 平成16年3月入門同期の大瑠璃
仲間たちのねぎらいの言葉に思わず涙が 慶天海
阿光 父黒澤義勝氏
母黒澤理恵子さん 兄黒澤翔太氏
親方の止めバサミ 千葉後援会代表高山さんから花束贈呈
野川律子さんから花束贈呈 おかみさんから花束贈呈「がんばったね」
力士を代表して能登櫻から花束贈呈 親方は第二の人生でもしっかり頑張るようはなむけの言葉を贈った。
整髪して再び会場に戻った黒澤氏は、
第二の人生では三役を目指し頑張りたいと決意を述べた。
黒須東京後援会会長よりご祝儀を頂戴する黒澤氏
熊倉千葉後援会副会長よりご祝儀を頂戴する黒澤氏 外でお見送り。キッズ阿武松OB鈴木兄弟と。
益荒海の大銀杏
 益荒海の断髪式に続き、五月場所阿武松部屋千秋楽打ち上げパーティーが行われた。今回は東京後援会の主催で、司会も役員の溝口尚史氏に交替。まずはじめに東京後援会長黒須弘道氏が開式の辞並びにご挨拶に立った。黒須会長はまず益荒海の断髪式、並びに打ち上げパーティーに詰めかけて下さった皆様に御礼を申し上げ、益荒海の労をねぎらった後、今場所ふがいない成績に終った丹蔵関・若荒雄関に対し、勝つにしろ負けるにしろ、応援して下さっている方々に答えるような気魄のこもった相撲を、と苦言を呈された。

 続いて親方が挨拶に立ち、まず東京後援会の十八年にもわたるご支援に改めて感謝の意を表された後、力士の今場所の総括として、まず大道は勝ち越したことは立派だが、まだまだ大関・横綱との対戦もなく、自分の歴史を作るのだとの気魄をもって精進しなくてはならない。十両の丹蔵・若荒雄は、年齢のこと怪我のことを考慮しても、まだまだ気魄が足りない。幕下以下の力士は力を付けてきており、また怪我をしている力士の復活やもあり、近い将来関取の誕生があることを期待していただきたい。相撲界では日本人横綱誕生が待望されているが、わが部屋からもそうした期待に割っては入れるような力士を育てていきたい、と決意を述べた。

 続いて来賓祝辞。宮本習志野市長は、まず引退する益荒海に対し、力士にとって致命傷である首の怪我と闘いながらよく頑張ったと讃え、今後も応援していくので第二の人生で頑張ってほしいと激励された。さらに上位力士をはじめ、今場所は特に連敗する力士が目立ったが、負けてなるものかとの執念が欠けていたのではないかと指摘。最後に来場者に阿武松部屋・習志野市をよろしくと呼びかけて祝辞とした。

 次に衆議院議員富田茂之氏は、阿武松部屋は大いなる試練を乗り越えて今日があるが、今後ともしっかりと支援していきたいと、力強いエールを送られた。

 引き続き本日の打ち上げパーティーに駆けつけて下さったご来賓の方々が、司会より紹介された。

 続いて力士の成績発表ならびにご祝儀の贈呈。東京後援会・千葉後援会から親方・おかみさん以下各力士、床雄にご祝儀が贈呈された。

 続いて東京後援会の西本暁道氏の御発声により乾杯し、会食に移った。今場所は出場十六力士中九力士が勝ち越し、また蘇が再出世で本場所復活を果たしたこともあり、会場のそこここで激励や歓声の声があがり、楽しく歓談する光景が見られた。

 宴たけなわというところで、恒例になった株式会社モントレックスさまのご提供による高級女性用腕時計をゲットすべく、ジャンケンゲームが行われ、大道関とのジャンケンで勝ち進んだ幸運の女性がみごと腕時計を手にした。

 またこれも恒例のビンゴゲームが、大瑠璃の司会で行われ、今回は亡くなられた大鵬さんの関連グッヅが盛り込まれ、多くの方々に景品が配られた。

 楽しく過ごした打ち上げパーティーもそろそろお開き。東京後援会役員の三谷直司氏の御発声により、三本締めをもって五月場所打ち上げパーティーは終了した。
司会の東京後援会溝口尚史氏 東京後援会長黒須弘道氏が開会の辞並びにご挨拶
親方挨拶。近い将来関取を誕生させたいと抱負を述べた。 宮本市長は気魄のこもった相撲をと、力士達に奮起を促した。
富田衆議院議員は今後もしっかり阿武松部屋を支えていきたいと、力強いご挨拶。 黒須会長からご祝儀をいただく大道関
同じく若荒雄関 熊倉千葉後援会副会長からご祝儀をいただく丹蔵関
同じく藤本 同じく大和富士
西本氏は益荒雄旋風でファンを沸かせた、気魄に満ちた現役の親方の姿を力士達は見習ってほしいと述べ、乾杯。 後援会の方にビールをお酌する大道関
お酌をする阿武咲 後援会の方の話をじっと聞く相坂
お酌をする若荒雄関 後援会の方となにやら真剣に話す阿光
慶天海はモントレックス社長清水氏にお酌 今日のチャンコ番は大瀬海と若山
おかみさんと富田衆議院議員 篠原とファンの皆様
森繁和氏等と談笑する親方 復活した蘇と床雄
能登櫻と大瑠璃。チャンコのお変わりはいかが。 ファンの方と藤本
ファンの方とツーショットの末川 黒須会長はじめ後援会の方々と若荒雄関
ジャンケンゲーム。おかみさんけっこう張り切ってます。 最後に残った女性二人の真剣勝負
清水社長から高級腕時計が贈られた。 恒例ビンゴの司会は大瑠璃
ビンゴの景品を手渡す阿武咲 同じく阿光
キッズ阿武松のOB。中央が滝口君、左右が鈴木兄弟。 会場には多くの方々が詰めかけて下さった
東京後援会三谷氏の御発声で三本締め お見送りする丹蔵関・若荒雄関・天津・阿夢露

inserted by FC2 system